子どもを「怒る」と「叱る」何が違う?子育てで気を付けるべき点はコレ!
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子どもの成長していく姿を見ると嬉しい反面、
自分が嫌な事をされるとイライラして怒ってしまうこともありますよね。
怒るのは子どものためを思ってではありますが、
後で少し怒り過ぎてしまったと反省することはありませんか?
子どもがいけないことをしたり、やっている行為をやめさせたりしたい時に、
どのように声をかければ良いのか悩むママはたくさんいます。
一見同じように感じる「怒る」と「叱る」ですが、実はまったく違う行為なのです。
今回は「怒る」と「叱る」の違いや子育てでこうしない方がいいという、
ママやパパが気を付けるべき点を考えていきましょう!
「怒る」と「叱る」一体何が違う?
一見似ているようで実は全く違う行為である「怒る」と「叱る」ですが、
何が違うのかわからないという方も多いですよね。
まずは「怒る」と「叱る」の違いを確認しましょう。
まず「怒る」についてですが、「怒る」とは怒りの感情を外に爆発させることであり、
とてもネガティブな表現なのです。
相手が自分に対して悪い影響を与える時や、
自分の言う事を聞いてくれない場合に相手に対して腹が立つことがありますね。
腹を立てて、相手に対して自分の怒りをぶつけることが「怒る」行為ということですね。
つまり、相手のためのように思えますが実は自分のための行為ということになります。
一方「叱る」については相手が自分を含め周りに悪い影響与える時や、
自分の言う事を聞いてきれない場合に、相手に良くなってほしいと願いを込めて、
アドバイスや注意をする行為です。
相手が同じことを繰り返さないように、相手のためを思って行うことが「叱る」なのです。
そう考えるととてもポジティブな表現といえますね。
私たちは人間ですから怒ることを我慢しなさいと言われても難しいですよね。
しかし、子どもが行った行為に困ったりイライラしたりした際に感情的に子どもを怒ってしまうと、
子どもにとっても自分にとってもあまり良くありませんね。
要は怒ることは相手を否定している行為ですから、子どもは自己肯定感が低下してしまったり、
親が感情的に怒りを爆発させることで子ども自身がその方法を学んでしまったりと、
プラスになることはありません。
例えば、パパやママが大声で怒鳴るしつけのやり方の場合、
子どもは自分が気に入らないことがあれば怒鳴ってもいいんだと勘違いをしてしまいます。
またパパやママが子どもを叩くと、
自分も困った時に相手を叩いていいんだと勘違いをしてしまいます。
子どもにとっては毎日がお勉強で、パパとママの行動を観察して身に付けていきます。
是非とも子どもにとってお手本となる行為を心がけましょうね。
叱る時に気を付けるべき点は?
実は叱る行為についても気を付けるべき点が3点あります。
1.叱る範囲をどんどん広げる
1つの行為を叱っていたはずなのに「何も聞いてない!」「何をやってもダメ!」など、
どんどん範囲を広げてしまってはいませんか?
叱っているうちに自分の怒りも増えていってしまいますが、
子どもは自分がダメな子だと感じてしまうのでやめましょう。
2.過去の過ちを引っ張り出す
「あの時もこうだったよね」「毎回同じことを言わせて何回言ったらわかるの?」と、
ついつい子どもに言ってしまいがちですが、そこから更に怒りに発展してしまっては、
元も子もありませんよね。
叱られる度、子どもは反省するものですので過去のことはもう終わったことと割り切って、
子どもの気持ちを汲んであげてくださいね。
3.子どもの全てを否定してしまう
「ダメな子」「悪い子」という言葉はその子の全てを否定してしまう言葉です。
子どもは好奇心旺盛でなんでもしたがるのが現実なので「それはいけないことだよ」などと、
その時の行為について叱るようにしましょう。
悪いことをしたからと言って自分が悪い子という解釈をされたら悲しいですよね。
「怒る」と「叱る」は、心がければ変わる
どうしても感情的になって怒鳴ってしまうことはありますが、
言い方を変えるだけで子どもも捉え方が変わります。
「うるさい」「早くして」などのワードはついつい言ってしまいがちですが、
「うるさい」を「びっくりするからもう少し静かにしようね」と言ったり、
「早くして」は「時間がないから手を動かしてほしいな」と言ったりすることで、
案外すんなり受け入れてくれますよ。
あとは注意するときに理由を言うようにすると子どもも納得してくれるのではないでしょうか?
きちんと説明してあげることで子どもを傷つけることもなくしっかり理解してくれるはずです。
パパやママも叱り方に注意して理解してもらえる習慣を身に付くように心がけるのが、
理想と言えますね。
「怒る」と「叱る」の違いのまとめ
なんでも完璧にできるパパ、ママはいません。
誰もが悩みながら子育てをしていますが、子育てに正解なんてないので、
のびのびと子育てを楽しんでほしいです。
いたずらをしない子どもなんていないのですから、
あまり考え込まずに一つずつ丁寧に教えていくことができればいいですね。
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