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兄弟喧嘩にイライラ…うんざり!正しい対処法と叱り方は?

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毎日、子どもが兄弟喧嘩

うるさくてイライラするし、もうイヤ!!うんざり!!

と、頭を抱える親御さんは少なくありません。

兄弟喧嘩には、どんな対処法があるのか、どんな叱り方が良いのかをまとめてみました。

 

 

兄弟喧嘩をするのが当たり前!

兄弟喧嘩にイライラ…うんざり!正しい対処法と叱り方は?

 

 

まずお伝えしたいのは、「兄弟は喧嘩をするのが当たり前」ということです。

自我の芽生え、つまり成長の証でもある兄弟喧嘩は、コミュニケーションの一つなのです。

テレビのチャンネル争いやおもちゃの取り合いなど、些細な事から起こる兄弟喧嘩は、
相手との距離か近いからこそ、つまり仲が良いからこそ起こるもの。

 

 

幼稚園などで集団生活が始まると、お友達が相手なら主張したいことがあっても我慢したり、
言葉を選んだりということを子供ながらに無意識にするようになります。

ところが兄弟が相手の場合、その遠慮はどこかへ行ってしまうわけです。

遠慮せず、ありのままの自分をさらけ出せる相手なのだから当然です。

 

 

裏を返せば、甘えられる相手であり、
信頼関係のある相手であるからこそ頻繁に衝突できるのです。

 

 

また、こうした兄弟喧嘩を通して、相手への気持ちの伝え方や、
手や足が出てしまった時の力加減等を学ぶ良い機会ですから、
あながち悪い事ではありません。

 

 

兄弟喧嘩の具体的な対処法は?

それでも毎日のように、休日ともなると日に何度も目の前で兄弟喧嘩が繰り広げられると、
親としてはうんざりしますよね。

大声で怒鳴り合ったり、ドタバタと取っ組み合いを始めたりすると、
聞いている方もイライラはMAXに…

 

 

親として、そんな時はどうしたら良いのでしょうか。

対処法をまとめてみました。

 

 

*いきなり叱らない

喧嘩という行為自体が悪いわけではありません

喧嘩が悪いのだとインプットされてしまうと、
必要な時にも自己主張ができない子に成長してしまう恐れがありますので、
「喧嘩はいけない!」といきなり叱ることはおススメできません。

 

 

*決めつけない

泣いている方や、下の子を咄嗟にかばってしまいがちです。

泣かせた方、上の子、またはどちらか一方が悪いと決めつけてはいけません

また、以前もこうだったからまたこうだろうというような憶測も取り払いましょう

 

 

*両者の言い分を聴く

その場で聴くと、「お兄ちゃんが〇〇した」「だってお前が●●したから」…と、
余計にこじれてしまうことがありますので、できれば個別に呼んで聴きます。

聴きながら途中で「それはあなたが悪いでしょ」と思っても、ぐっとこらえて飲み込みます。

 

 

起こった出来事よりも、子どもの感情を引き出してそれに寄り添ってあげると良いでしょう。

オウム返し効果的です。

 

 

「お兄ちゃんが〇〇した」

「そっか、〇〇されたんだね。それでどんな気持ちだったの?」

「ムカついた!」

「ムカついたんだね」

 

 

このように聴くことで、子どもの興奮次第に収まってきますし、
オウム返しで「ちゃんと話をきいてもらっている」「僕の気持ちをわかってくれた」と、
安心感を得て気持ちが落ち着いてきます。

嘘をついているなと思うことも、「そうなんだね」と受け取ります。

 

 

一方がまだおしゃべりのできない小さな子の場合は、話ができる上の子の目を見て、
抱っこしたり手をつないだり、スキンシップを取りながら、
上の子の話を気が済んだと思えるまでしっかり聴いてあげましょう

 

 

*ジャッジはせず、自分たちで解決できるよう導く

両者の言い分を聴くと、どちらが悪いと判定を下したくなるのが人の性ですが、
そこは中立を保つのが賢明です。

兄弟喧嘩も学びの場だと捉え、本人同士で解決させるのも親の役目です。

 

 

「お兄ちゃんは〇〇で~と思ったんだって」「弟は●●で~~と思ったんだって」と、
聴き取った言い分を代弁してあげた上で、「どうすれば良いと思う?」と質問を投げかけます。

 

 

そこで答えが出なかったり、親の思うベストな解決策が挙がらなかったとしても、
質問を投げかけて考えさせる」ということを繰り返すことで考える力が付きますし、
そのうち自分たちで話し合って解決できるようになっていくでしょう。

 

 

兄弟喧嘩であまりにひどい暴力・暴言が出た時

これ以上やると危険だというようなレベルの暴力や、
「死ね!」などのあまりにひどい暴言が出たら、その言動は叱ります

この時、注意すべきは、「罪を憎んで人を憎まず」。

暴力・暴言それ自体を叱ります

 

 

「そんなことをするあなたはダメだ!」と人格や存在を否定するのではなく
「その言葉はいけないよ」と、限定して叱るということです。

 

 

人格・存在否定された心の傷は深く残り、親への不信感が生まれたり、
自己肯定感の低い大人に成長したりすることに繋がるので、
叱り方には十分注意が必要です。

 

 

兄弟喧嘩で何かのサインを発している場合

うんざりするほど日に何度も喧嘩する・ちょっとしたことで尋常ではないキレ方をする・
八つ当たりいるように見える…などの場合は、子どもからのSOSのサインかもしれません。

子どもとは言え、幼稚園や学校など規律ある集団に属するようになると、
それなりに人間関係も複雑になってきます。

 

 

最近、兄弟喧嘩が激しすぎるな…と思うようなら、親の知らない所で悩み不安を抱え、
相談もできずにやり場が無くてイライラしていることが原因かもしれません。

または、家庭内で他の兄弟ばかり可愛がられていると感じていたり、
親子間で解決すべきことがある場合もあります。

 

 

そのような場合は他の兄弟が寝静まった後でじっくり話を聴いたり
お母さん・お父さんを独り占めできる時間を取ったりしてみましょう。

 

 

兄弟喧嘩のまとめ

兄弟喧嘩にイライラ…うんざり!正しい対処法と叱り方は?

 

 

子どもの兄弟喧嘩は、見ていて決して気持ちの良いものではありません。

喧嘩の声がうるさいとこちらまでイライラしてきてやめさせたくもなります。

しかし、喧嘩そのものが悪い事ではありません

 

 

兄弟だからこそできる、遠慮のないぶつかり合いも成長過程で必要なものだと捉え、
できることなら口出しせずに見守りましょう。

止めざるを得ない時には、どちらが良い・悪いと決めつけずにそれぞれの話に耳を傾け
気持ちを受け止めてあげることが必要です。

 

 

たかが喧嘩でも、対処法を間違えると一生、心に傷が残ってしまうことにもなりかねません。

喧嘩に限らず、日頃から子どもの人格を否定しない叱り方をすること、
そして子どもが自ら考え、行動できるような関わり方をしていくことが大切ですね。

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