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流産してしまったら~流産という体験の精神的な辛さについて~

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もしも、「流産」になってしまったら―
あなたは、どのように考え、捉え、生きるでしょうか?

今回の記事では、「流産」という、イレギュラー且つ
悲しみと勇気の渦中において、どのように過ごすべきか
その部分にフォーカスして、お話していきます。

 

 

まさか自分が」と、想像していなかった流産を
思いがけず経験してしまった、そんなあなたとパートナーにこそ
筆者の経験を踏まえて、お伝えしたいメッセージです。

精神的な辛さを抱えている方に、心の荷を降ろしてもらえるよう
流産に関する様々な視点をお伝えしていきます。

 

 

「流産」の可能性と種類

流産してしまったら~流産という体験の精神的な辛さについて~

 

 

そもそも、流産の可能性はどれくらいの確立であるのか
よくネットなどにも、それらの統計が上がっていますが、事実
筆者自身を含め、その周りでも、流産の経験者はいらっしゃいます。

 

 

実は意外にも、そうした統計から見ると、妊娠した人のうち
約15%は、流産を経験しているので、確率的に見ても
流産自体は、何も珍しい事ではないと言えます。

そんな流産の種類には、以下の通り、化学流産や稽留流産
進行流産があるとされており、進行流産は、そこからさらに
完全流産と不全流産に分けられます。

 

 

化学流産

妊娠超初期の段階で流産してしまうことで
検査薬も反応するかしないかの段階なので、普通に生理が来た
と思ってしまう方も多い流産の一種です。

 

 

稽留流産(けいりゅうりゅうざん)

子宮内膜から剥がれてしまった赤ちゃんが、子宮の中に溜まり出てこない流産のことで
この場合は、十中八九手術が必要になってきます。

 

 

進行流産(完全流産/不全流産)

完全流産:完全に赤ちゃんが流れ出てきてしまうこと
不全流産:子宮内に赤ちゃんの一部が残ってしまう流産のことであり、1度子宮内を綺麗にするため、手術する場合があります。

 

 

このように、流産という言葉の中にも、複数の在り方と結果があり
それぞれに応じて、ママの精神的・身体的負荷は
非常に大きく異なってくることが、よく分かりますよね。

では次に、筆者自身が経験した、進行流産と流産した時にこそ
自分ができること・すべきことについて、お伝えしていきましょう。

 

 

流産という体験

筆者の場合、妊娠して5週程で流産を経験しましたが
実はその際、不思議な出来事が起こっていました。

 

 

夢を見たわけでもなければ、何かが突発的に生じたわけでもなく
ただ、いわゆる「母親の勘」に近い何かが働いたのでしょう―
突然、自分が流産するかもしれない、という気がしてきました。

赤ちゃんを授かると、不思議なことが度々起こっていたので
これもきっとそういうことだろうと、気には留めなかったものの
いざ次の日検査すると、本当に切迫流産になっていました。

後で分かったことですが、パートナーもその前後
嫌な夢を見たとのことだったので、内容こそ聞けなかったものの
きっと赤ちゃんが、相応のサインを出していたのだと捉えています。

 

 

そうして結局、切迫流産と判断された次の日に
結果として、流産する形になりました。

やはり母性を持った以上、実際は相当きついものがあり
嫌われてもおかしくないような態度や言動で
パートナーにも当たってしまったほどでした。

 

 

子どもや家族が出歩く姿を、町中で見かける度に辛くなり
慰めようと話しかけてくれたパートナーの声さえも
耳に痛く感じていました。

周りからは、「次がある」、「今回はしょうがない」といった言葉を
かけられましたが、当時はもう次は無いと言い続けていましたし
自身のお腹にいたのは、確かにこの子1人だけで、今でもそう考えます

 

 

でも、その子をずっと思い続けている「だけでは
その子の命と魂はもちろん、ママもパパも前に進めませんし
次の赤ちゃんが、お腹にやってきてくれません。

そこで、筆者自身も、周りの先輩から色々な話を聞き
実際に調べていく中で、いくつかの方法を見つけたので
次はそれらをご紹介していきます。

 

 

辛いことを全て日記に書き込む

まさに、丁度ネットサーフィンをしている時
最初に見つけたのが、こちらの方法でした。

 

 

日記と聞くと、「毎日続けるのが苦痛」
「改めてペンを持ちたくない」と感じる方も多いもの。

そう思われる間は、何も毎日書く必要はありません
厳密には、ペンを持たずに、ケータイやスマホのメモ機能
あるいはメールの下書きでも構いません。

 

 

とにかく、自分の想いや気持ちを、目に見える形で
まずは書き出してみましょう!

筆者は、人に話しても全くスッキリしませんでしたが
日記を書き始めたことで、立ち直り始めました。

 

 

とはいえもちろん、そんな筆者も、毎日書いているわけではなく
イライラしたことをはじめ、楽しかったことや不安なこと
特別心に感じたことを中心に書き綴っている、といった具合です。

そうすることで、次に妊娠できたら、どういった心構えでいるべきか
など、前向きに考えられるようになったと言えます。

 

 

よくある質問とその答え

流産してしまったら~流産という体験の精神的な辛さについて~

 

 

では次に、実際の流産にまつわる、いくつかの質問事項
筆者なりの回答を、併せてご紹介していきましょう。

 

 

Q1. 流産後、生理はどうカウントすべきでしょうか?
A1. 流産の出血を、生理と考えました。

稀に、遅れたり、早かったりする人もいらっしゃいますが
基本的には、4週間後に生理が来るとされているので
生理が来ない場合は、まず病院に相談しましょう。

 

 

Q2. 完全流産は手術するのでしょうか?
A2. 基本的には行われません。

筆者も綺麗に流産してしまったので、手術はありませんでしたが
不全流産は、子宮の中に一部が残ってしまうので
前述した通り、手術が必要になってくると言えます。

 

 

Q3. 流産後、すぐに妊娠したいのですが、できますか?
A3. できますが、しないでいるのが無難です。

子宮内が完全に戻っていないことが挙げられるので
よく聞く通り、2、3回生理を見送るべきであると言えます。

 

 

とはいえ、筆者の場合は、病院の先生から、見送るのは1回でいい
と言われたので、実際は先生による、というのが率直な答えです。

焦るのも禁物ですが、早く授かりたい、という気持ちは
女性の心身でこそ、自然に生まれるものなので
自分自身が、精神的に辛くなくなる頃が最適なタイミング

赤ちゃんも、精神的に参っているママの元には
なかなか訪れてくれないので、まずは何よりもしっかりと
心のケアができた上で、ベストタイミングを図ってみましょう。

 

 

水子供養へは行くべきか

水子供養に行ったほうがいいか、という部分も
よく聞く疑問の1つですよね。

こちらも、結論から言えば、必ずお祓いしなくてはいけない
といった決まりや法律は、特にありません

 

 

また、水子供養をしなければ、祟られる
といったことも、現実にはありません。

ただし、自分のけじめや、我が子をいたわる気持ちは大事なので
筆者の場合は、最後のお別れとして行きました。

お祓いはしなかったものの、知人に教えて貰った鶴をいくつか折り
それらを連ねてお供えの場所に吊るしてきました。

 

 

きっと、あの子は優しいお母さんの元へ転生してくれたのだと
そう信じながら、最後の涙を流してお別れしたことを記憶しています。

自分のけじめでもあり、我が子を労わる気持ちでもあるので
必須では無いにせよ、きっかけとしての水子供養は
オススメする供養の在り方の1つであると言えます。

 

 

流産はママのせいじゃない

そもそも、よほどの生活習慣の悪影響でない限り
本来、流産はママのせいではありません

 

 

染色体異常や、妊娠に気付かず、母体によくない薬や
飲み物などを飲んでしまった、なんて話は
決して珍しいことでもないもの。

それは、ママが悪いわけでも、赤ちゃんが悪いわけでもなく
運命という言葉の通り、その親子による1つの定めであると言え
これは誰にも防ぎようがありません。

かく言う筆者自身も、自分を責めてしまったり
誰かのせいにしなければ辛い部分もありましたが
それでは流産した赤ちゃん自身も、快く成仏できません。

 

 

これは親子の1つの試練だと構えて、あえて乗り越えていくのが
ベターなアクションであると言えます。

もちろん、今すぐにはそう思えなくとも、その日がやって来るまで
自分と赤ちゃんをじっくり見つめながら、思う存分悲しみ
そして、勇気をチャージしましょう。

 

 

赤ちゃんは授かりもの

ここまでご紹介してきた、流産にまつわるいくつかの観点について
少しでも、今後の参考や現状打開のヒントにしていただけましたか?

生憎、流産は繰り返してしまう方も多い現実こそありますが
それでも、諦めないでいることは大切です。

 

 

ただ、流産を経験した今は、まず少し
リフレッシュすることも検討してみましょう!

赤ちゃんも、ママやパパと同じく、赤ちゃんなりのタイミングを
見計らっているので、少し悲しみが溢れる今は、パートナーと仲良く
ゆったり過ごそうと、寛容になってみること―

仲のいいお2人の下、可愛い赤ちゃんはきっと訪れるので、それまでは
友達と出かけたり、パートナーと休みが同じ日は、一緒にDVDを見たり
特別な旅行やサプライズが無くとも、気ままに過ごしてみてください。

 

 

もちろん、買い物などでは、やはり、家族連れや子どもの姿や声も
至る所で見聞きしてしまうので、その度に「なぜ私がこんな思いを」
と思うこともあります。

ですが、今はまず、自分を見つめて、家でリラックスしたり
マッサージや温泉・岩盤浴に行くなど、妊娠中ではできないリフレッシュで
目下、他人よりもあなた自身を労わりましょう

スポーツが好きな方は、思いっきり体を動かしたいところですが
流産直後は、まだ出血が止まらない方もいらっしゃるので
この場合はやはり、出血が止まってからにしましょう。

 

 

とはいえ、この出血は、通常7〜10日で止まるとされているので
次の妊娠に向けて、しっかり心身をケアしておきたいところ!

また、同じ流産のリスクを負うにしても、女性の年齢だけで
妊娠・出産を諦めることも、避けましょう。

事実、20代の頃から不妊治療や流産を繰り返し
40歳でやっと赤ちゃんを授かった、という方は少なくありません

 

 

ママは偉大だからこそ、お腹に赤ちゃんがいた歴史は
何ものにも代え難い事実―
流産と生き、乗り越えたあなたは、ぜひ自信を持ってください。

可愛い、可愛い赤ちゃんが、あなたのお腹を選んでくる未来を願いつつ
この記事を、1つの原動力にしてみてくださいね。

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