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RSウイルスに注意!予防方法や治療法を学ぼう

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RSウイルス感染症RSウイルス感染することで起きる呼吸器の疾患です。

そんなRSウイルス感染症は2歳までにほとんどの子どもが感染すると言われている、
身近な感染症といっても過言ではないでしょう。

 

 

「みんなかかるならそんなに重症になることはないでしょう」と考えている方はいませんか?

実は乳幼児がRSウイルスに感染してしまうと重症化する恐れがあります。

重症化すると、肺炎気管支炎になってしまう可能性が非常に高く注意が必要な感染症なのです。

 

 

そこで今回は赤ちゃんが生まれたご家庭の皆様に知っておいてもらいたい、
RSウイルス感染症について詳しくご紹介します。

 

 

RSウイルスについて詳しく知ろう

RSウイルスに注意!予防方法や治療法を学ぼう

 

 

RSウイルスとは、レスピラトリーシンシチアルウイルス略称で、
このウイルスに感染・発症した時にRSウイルス感染症と診断されます。

乾燥した時期に発症率が高くなり、日本だけではなく世界各国で流行しているウイルスなのです。

 

 

日本では12月から3月頃にRSウイルス感染症にかかる子が多かったのですが、
現在では7月から発症する子もみられ、季節に関係なく注意が必要となりました。

 

 

生後半年頃までの赤ちゃんは、ママのお腹にいた時にもらっていた抗体によって、
様々な病原体から守られています。

しかし、RSウイルスにいたってはママからもらった抗体の効果はあまりないと言われており、
1歳までに実に半数以上の赤ちゃんがRSウイルスに感染します。

 

 

RSウイルスは感染力が非常に強いため、2歳までにはほぼ100%の子どもが発症します。

しかも、RSウイルスは1度感染しても抗体ができるという訳ではなく、
一生のうちに何度も感染する方も少なくはありません。

ですが感染を繰り返すことで免疫はつきますので症状はだんだんと軽くはなります。

 

 

2歳を過ぎてから感染すると、鼻風邪程度でとどまることもあるので、
RSウイルスだと気付かない方もいます。

では一般的にはどのような症状があるのでしょうか?

 

 

RSウイルス感染症の症状

RSウイルス感染症の症状は軽度の場合と重度の場合があります。

 

 

[軽度の場合]

・発熱(だいたい38度前後)

・鼻水

・乾いた咳

 

 

[重度の場合]

・タンが絡み強い咳がでる

・多量の鼻水がでて粘りがある

・ゼーゼーした呼吸

 

 

・呼吸する際に肋骨の下ら辺がへこむ陥没呼吸

・無呼吸発作

・不眠症

 

 

軽度の場合は、風邪と区別がつきにくいですが乾いた咳をしていたら危険信号だと思ってくださいね。

重度の場合は、放置しておくと肺炎気管支炎を発症してしまうことがあるので、
異変に気付いたらすぐに病院へ行きましょう。

 

 

約7割軽度の症状で気づきにくいですが、3割重度の症状がでます。

入院になることもあるので少しでも変だと感じたら自己判断せずにお医者さんに相談しましょう。

 

 

だいたいが2歳までに発症するとお話ししましたが、
中には生後1か月未満新生児がRSウイルスを発症するケースもあります。

発症してしまうと咳・鼻水・食欲不振の症状がでて機嫌が悪かったり常に眠そうにしていたりします。

最悪の場合無呼吸発作といって呼吸をしなくなってしまうこともあるので注意が必要です。

 

 

RSウイルスの感染源は空気感染ではなく、なんと「飛沫感染」や「接触感染」なのです。

周りにRSウイルスの子がいなければ発症しないのでは?と考えた方も多いですよね。

RSウイルスは感染力が強く、その上排出期間7日から21日と長いために、
感染が拡大されやすいのです。

 

 

RSウイルスが含まれている鼻水タン触ってしまったり舐めたり
目・のど・鼻粘膜にウイルスが付着しただけでも発症してしまいます。

また、RSウイルスに感染していた人のくしゃみや会話の時に出る唾液などで、
簡単に感染してしまうので防ごうと思っても難しいですね。

 

 

RSウイルスの予防法や治療法

RSウイルスに注意!予防方法や治療法を学ぼう

 

 

RSウイルス感染症を完全に予防することは難しいですが、
もし家族の誰かが感染してしまった場合には隔離をし、感染者にはマスクをしてもらったり、
消毒をしっかり行ったりするなど徹底してくださいね。

こまめに消毒をして小さい子と感染者を接触させないように心がけてください。

 

 

RSウイルスに感染している疑いがある場合は病院へ行き、
インフルエンザの検査のように鼻の中の粘液を採取します。

残念ですが検査の結果RSウイルスと診断されたとしても特効薬はいまのところありません

特効薬はありませんが、症状を軽減させるために「対症療法」を行います。

 

 

咳や鼻水を和らげたり呼吸が楽になったりするなどの薬が処方されるのでしっかり服用しましょう。

その他水分栄養補給をしっかりすること、お部屋が乾燥しないように加湿を心がけること、
鼻水はこまめに綺麗にすることなどに注意して過ごしてくださいね。

 

 

もし重症化してしまった場合は、ミルクの飲みが悪くなってしまうこともありますので、
点滴で対処してもらうこともあります。

入院しなければならないこともあるので、もしかして?と感じたら準備をしておくと、
手続きもスムーズですね。

 

 

RSウイルスのまとめ

RSウイルスは感染力が強く防ごうと思っても難しい感染症です。

お出かけした際はしっかり手洗いうがいをこころがけ、なるべく菌を持ち込まないようにしましょう。

小さい赤ちゃんがいる家庭では赤ちゃんが手洗いうがいをすることが難しいので、
赤ちゃんの体調をみながらお出かけを考えましょう。

 

 

軽度の症状の場合は見逃してしまいがちですが、
風邪気味だなと感じたら細心の注意を払って様子をうかがってくださいね。

少しでも異変を感じたらためらわずに、すぐ病院へかかるようにしましょう。

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